梅雨の晴れ間に夏の気配が感じられる今日この頃。この時期になると耳にするのが、「お中元」ですね。
お中元は食べ物や日用品を贈られる方が多いと思いますが、目上の方や、特別な方へのご挨拶におすすめなのが、高級感も感じられる花やグリーンの贈り物。
近年では、他とは被りにくいギフトであるからか、弊社ではお中元関連のご注文が増えており、徐々に人気が高まってきているのかな、と感じています。
今回の記事では、地域ごとに異なるお中元の時期や、おすすめのフラワーギフトなどをご紹介します。また夏は、お中元以外にも暑中見舞いや残暑見舞いなど、サマーギフトとしてさまざまなご挨拶の機会がありますので、そちらに関しても併せてご説明します。
目次
夏のご挨拶とギフトの種類
日頃からお世話になっている方への夏のご挨拶といえば、「お中元」「暑中見舞い」「残暑見舞い」がありますね。これらを合わせて私たちは「サマーギフト」と総称することもあります。
意味や時期などが微妙に異なる3つのご挨拶。それぞれの内容についてご紹介します。
お中元
お中元は、半年間お世話になりましたという感謝の気持ちや健康を願う気持ちを込めて贈る、季節のご挨拶です。夏のご挨拶の中では最もポピュラーですね。
会社などで日頃からお世話になっている方々や、別々に住む家族や親族などに向けて贈るのが一般的です。「お歳暮とお中元だけはしっかり贈る」という方もいらっしゃるかと思います。
「中元」というのは、もともとは中国の風習でしたが、日本に伝わる際、お盆の文化も相まって次第に内容が変化し、現在のような「日頃の感謝と、夏の健康を祈願して贈り物をする」という習慣になったそうです。
暑中見舞い
暑中見舞いは、普段なかなか会えない親族や、お世話になっている方へ贈る、夏のご挨拶です。暑中見舞いを、暑中御伺いと呼ぶ場合もあります。暑さが真っ盛りの時期に、相手が体調を崩さないようにと、健康への気遣いを込めて手紙やギフトを贈ります。
暑中見舞いとお中元、どちらも夏のご挨拶ですが、この2つの違いは時期にあります。お中元は地域によって期間に差がありますが、暑中見舞いはお中元とは異なり、どの地域でも小暑(7月7日前後)から立秋頃(8月7日前後)までとされています。
残暑見舞い
夏本番を見舞う暑中見舞いに対して、残暑見舞いは、暦は秋なのにまだ続く暑さを見舞うものです。筆者が子供の頃には修学旅行先で「残暑見舞いのお手紙を出してみよう」というイベントがあったのを覚えています。
残暑見舞いは、立秋(8月7日前後)が過ぎてから贈るご挨拶ですので、立秋の前日までなら暑中見舞い(暑中御伺い)、立秋以降なら残暑見舞い(残暑御伺い)になります。
お中元を贈る時期は?いつまでに贈ればいい?
お中元は地域によって贈る時期に違いがあります。これはお中元のもととなったお盆の時期が地域によって異なるためです。
最近では全国的に、7月初旬〜7月15日頃までに贈ることが多くなっていますが、マナーとして贈る相手が住む地域のお中元の時期を把握し、適切なタイミングで贈るよう心がけるのも良いでしょう。
地域別のお中元時期一覧表
地域 | 時期 |
北海道 | 7月中旬〜8月12日 |
東北 | 7月上旬〜8月12日 |
関東 | 7月上旬 |
北陸・甲信越 | 7月上旬〜8月12日 |
関西 | 7月中旬〜8月12日 |
中国・四国 | 7月下旬〜8月12日 |
九州 | 7月上旬〜8月12日 |
沖縄 | 年によって異なる。 ※旧暦のお盆にあたる期間に贈る風習があります |
上記の通り、それぞれの地域のお盆の入りまでに贈るのが一般的です。お中元を贈るつもりでいたのにお中元の時期を過ぎてしまった場合に、暑中見舞いや残暑見舞いとして贈る方もいらっしゃるでしょう。お中元の時期が過ぎてから立秋(8月7日前後)までは暑中見舞い、立秋以降(8月7日前後)は残暑見舞いとして手紙やギフトを贈りましょう。
高級なサマーギフトとして、花やグリーンは一つの選択肢
食べ物や日用品を贈られる方が多いお中元ではありますが、だからこそ花やグリーンの贈り物をおすすめしたいと思っています。何より花やグリーンは、お部屋に飾ることでリラックス効果が得られたり、贈り主の心を感じることができる素敵なギフトです。
お中元の予算相場は一般的に3,000円から5,000円程度とされている一方、良質なフラワーギフトを選ぶなら5,000円以上となることが多いため、お中元としては高価なギフトにはなりますが、特にお世話になった方や目上の方など、特別な相手に贈る高級なサマーギフトとしておすすめしたい選択肢です。
定番ギフトに飽きてしまった方や、特別な方に比較的高級なギフトを贈りたい場合は、花やグリーンのギフトをお中元や暑中見舞いの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
お中元や夏のご挨拶におすすめのフラワーギフト
青山花茂では、今年もお中元や夏のご挨拶におすすめのフラワーギフトをご用意しました。
この時期に花やグリーンを贈る場合は、花持ちの良い蘭の鉢や、夏の暑さに強い花の鉢植え、涼しげな観葉植物などがおすすめです。
贈り先さまのお好みも考慮して、お中元に最適なフラワーギフトをお選びください。
ライトグリーンの花色が美しい、夏がシーズンの蘭
2本の花茎をアーチ型に仕立て、涼しげな水流を思わせるようなフォルムの蘭鉢。グラマトフィラムというこの時期にしかない品種です。夏のお部屋に爽やかな清涼感を演出する、季節感ゆたかなひと品です。
夏のお部屋にトロピカルな演出を添える、アンスリウムの鉢植え
濃いピンクから白への繊細なグラデーションが美しい、上品な印象のアンスリウム。初夏から夏にかけて次々と伸びる涼しげな花(苞葉)をお楽しみいただけます。
大きく艶のある葉が特徴の観葉植物
人気の観葉植物、フィロデンドロンの一種のインペリアルグリーン。大きく艶のある美しいグリーンの葉は、お部屋のアクセントにぴったりです。
南国の花としてポピュラーなハイビスカスの贈り物
花びらの中央は濃いピンク、縁取りは白のバイカラーがおしゃれなハイビスカスの鉢植えです。夏の間、次々と大輪の花を咲かせます。
夏のご挨拶には、上質で高級感あふれる花やグリーンの贈り物を
花やグリーンは、オフィスやご自宅を明るく彩る素敵な贈り物です。夏の暑い季節に、涼を感じる観葉植物や、トロピカルな雰囲気の鉢植えなどを贈れば、きっと喜ばれることと思います。
ぜひ、お中元や暑中見舞いなどのサマーギフトに、上質で高級感あふれる花やグリーンの贈り物をお選びください。
青山花茂のフラワーギフトは、宅配便で全国にお届けが可能です。 遠方にお住まいの方にも、鉢植えや蘭鉢などをお贈りいただけます。(※7月中旬から9月中旬までの盛夏期間中は、高温により鮮度保持が困難となるアレンジメントや花束は、宅配便での発送を控えさせていただいています。)
皆さまのご利用を心よりお待ちしています。
電話:03-3400-0871
FAX:03-3400-8711
FAX用紙ダウンロード(PDFファイル)
この記事の監修者
株式会社青山花茂本店 代表取締役社長
北野雅史
1983年生まれ。港区立青南小学校、慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。幼少期より「花屋の息子」として花への愛情と知識を育む。2006年〜2014年まで戦略コンサルティングファーム A.T. カーニーに在籍。2014年、青山花茂本店に入社し、2019年より現職 (青山花茂本店 五代目)。
ご挨拶ページへ>
この記事を書いた人
青山花茂本店
東京・表参道にある宮内庁御用達の生花店です。花一輪一輪を大切にお作りしたアレンジメントや花束、名人達が丹精こめて育てた蘭鉢や花鉢など、最高品質のフラワーギフトを全国へお届けしています。1904年の創業時より培ってきた、花の知識やノウハウを綴っていきます。
オンラインショップへ>