個性的でゴージャスな花・アマリリス

青山店のアマリリス

大きな花に太くて長いステム(茎)。きらびやかなシーズンにふさわしいゴージャスな印象の花・アマリリス。オーソドックスな赤だけでなく、白や淡いオレンジ、ライトグリーンなど多様な花色があり、この時期に青山花茂の店頭に並ぶ花の中で、ひときわ強い存在感を放っています。

 

 

 

■明治時代末期に渡来したアマリリス
アマリリスの名は、古代ギリシャやローマの詩に登場する美しい女羊飼いアマリリスに由来します。
フランス民謡「アマリリス」の踊るようなメロディを思い出す方も多いのではないでしょうか。

アマリリスは春植え球根の多年草で、開花時期は4月から6月。品種によっては秋頃に花が咲くものもあります。日本には、明治時代末期に渡来したと言われています。切花のアマリリスは、需要期に合わせるため大半が輸入のもので、秋から冬に市場に出回り、生花店の店頭に並びます。

 

■本来のアマリリスとは?
アマリリスの原種は約90種、園芸品種は数百種にのぼります。

「アマリリス」はもともと、ベラドンナリリー(和名:ホンアマリリス)のことを指していましたが、ヒッペアストルムが盛んに鑑賞されるようになって、アマリリス=ヒッペアストルム属の園芸品種が一般的になりました。

花の見た目はよく似ていますが、ベラドンナリリーは現在のアマリリス(ヒッペアストルム属)に比べると茎が細い点が大きく異なります。

多くの生花店で、冬の季節には現在のアマリリス(ヒッペアストルム属)が店先に並びますが、ベラドンナリリーが入荷するのは9月頃のことで、入荷量も多くはありません。

 

■丁寧な仕事が必要なアマリリス
アマリリスを使う場合、茎の長さをいかして、高さのあるアレンジメントやロングスタイルの花束などをお作りします。
青山店のデザイナーに話を聞いたところ、アマリリスの茎の長さをいかした品物は、花が咲き進むとその重みで茎が折れてきてしまうのを防ぐため、中の空洞にワラや細い枝を埋め込んでいるそうです。1本1本にこの作業を施すのは大変で、手間も時間もかかるとのこと。

茎の中が空洞になっている品種

また、一本の茎についた2,3輪の花が順番に開花していくので、開花した状態を想像しながら配置するのに気を使っているとのことでした。

ひとつひとつ、もっとも美しい花姿でお客さまのお手元へ。
花の特性を知り尽くした職人の、丁寧な仕事ぶりを感じました。

 

■アマリリスを使ったアレンジメント
2019-2020ウィンターギフトカタログに掲載されているお品物から、アマリリスを使ったアレンジメントをご紹介します。
ウィンターシーズンにこそ贈りたい、季節感豊かで上質なフラワーギフトです。

 

まずは、ウィンターギフトカタログの表紙を飾った、こちら。
白いアマリリス、クリーム色や複色のバラ、ブルーグリーンや赤のハイドランジアなど。高低差を巧みに使い花それぞれの個性を生かした、デザイナーの技術が光るアレンジメントです。ヒムロスギやユーカリなどのリーフと赤い実物もあしらい、クリスマステイスト感じるデザインに仕上げました。

W-1900 アレンジメント<フォルトゥーナ>

 

こちらは小ぶりなサイズながら、インパクトのある赤いアマリリスが印象的なアレンジメント。
アマリリスを主役に、赤い大輪バラやカーネーションを風合いのある器にあしらいました。ワントーンの色合いの中にも、さまざまな花の個性が映えています。

W-1906 アレンジメント<トルシュ>

 

アマリリスの切り花のお取り扱いは、11月から1月末頃まで。
ウィンターシーズンのお祝いごと、贈り物に、青山花茂のフラワーギフトをどうぞお選びください。

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皆さまのご利用、お待ちしています。


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