2020年も終わりに近づいていますね。
皆さまにとって、今年はどんな1年だったでしょうか。
2020年は今までの常識や生活が大きく変わった年でしたが、私たち生花店や生産者さん、業界関係者にとっても大きな影響がありました。
人が集まるイベントが軒並み中止になった春。卒業式・入学式はもちろん、さまざまなパーティーやいけばなの展覧会など、花が行き先を失っていきました。また、結婚式やご葬儀など本来であればたくさんの花が使われる場も縮小を余儀なくされています。
そんな厳しい状況の中でしたが、「花のチカラ」を再確認した1年でもありました。
花は本来、必需品ではなく贅沢品。このような状況下では真っ先に切り捨てられるのではないかという不安も正直なところありましたし、緊急事態宣言が発令された際には、お花のお届けを控えるべきか悩むこともありました。
それでも、今年もたくさんの花のご注文をいただき、
多くの皆さまから支えられて難しい1年を乗り越えることができました。
遠方の家族や友人に会えなくなった代わりにフラワーギフトを贈る方。
外出が制限される中、ご自宅で癒しのためのお花を飾る方。
いけばなの教室には行けないけれど、ご自宅でいけばなを楽しむ方。
このような状況の中でも、美しい花が多くの皆さまから求められ必要とされていることに改めて気づかされました。
エッセンシャルワーカーの方々には及びませんが、自分達の仕事の必要性や責任の重さをスタッフ一同感じています。
今年も青山花茂本店をご利用いただき、誠にありがとうございました。
117年目を迎える次の1年も、これまでと変わらず「本物の花体験」をお届けできるよう、努力して参ります。
12月31日大晦日は青山店・いけばな事業部ともに15時まで、年始は1月4日の10時から営業します。
皆さまにとっても来年が良い年になるようお祈りしています。
この記事を書いた人
青山花茂本店
東京・表参道にある宮内庁御用達の生花店です。花一輪一輪を大切にお作りしたアレンジメントや花束、名人達が丹精こめて育てた蘭鉢や花鉢など、最高品質のフラワーギフトを全国へお届けしています。1904年の創業時より培ってきた、花の知識やノウハウを綴っていきます。
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