2021年も残りわずか。今年は暮れが近づくにつれて、少しずつ街に人出が戻ってきましたね。
昨年に引き続き、行動制限や自粛要請を強いられながらも、家族と近場へ遊びに出かけたり、親しい友人と食事を楽しんだり…。限られた生活の中で、身近な方々との時間を充実させながら過ごした1年だったのではないでしょうか。
徐々に人の動きが出てきたことで、青山花茂にも少しずつ活け込みや装飾のご依頼が戻ってきました。
以前と同じ状況とまではいきませんが、イベント会場や飲食店、オフィスのエントランスなどのさまざまな場所に、その空間にふさわしい花を使った活け込みや装飾をさせていただきました。
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装飾のご依頼や芸能関係のお仕事が以前の量までは戻らない中で、おかげさまでフラワーギフトに関してはコロナ前よりも多くのご注文をいただいており、これは本当に嬉しいことです。
外出や帰省がしづらい状況の中、直接会えない大切な方やお世話になった方へ花を贈るお客さまが増えています。いつもは贈っていなかった母の日・父の日に花を贈る方、誕生日や結婚記念日に花束・アレンジメントを贈る方、就任や移転のお祝いに胡蝶蘭を贈る方など。
仕事の量が激減した2020年の3月・4月を思うと、少しずつではありますが、皆さまに花をお届けできる日常が戻りつつあることを実感し、とても感慨深い気持ちです。
また今年は、新しい花の楽しみ方が広がった1年でもありました。
近頃、家で過ごす時間が長くなったことで、日々の暮らしに花やグリーンを取り入れ、ご自宅での時間の質を高めたいという方が増えてきています。
こうした状況を受け、青山花茂でも、ご自宅用切り花のサブスクサービスを始めました。
ありがたいことに、たくさんのご注文をいただき、お客さまからはメールやお電話、S N Sなどでメッセージを頂戴することもあります。
「前向きになる色の花束で、玄関が一気に華やかになりました」
「届いた花束がとっても綺麗で、次回が楽しみです」
「花瓶に花を挿しただけで一気に部屋が秋モードになりました、さすが青山花茂さん」
このような喜びの声をいただく度に、サブスクサービスを始めて良かったなと思えるのです。
そして、花を通じて、皆さまの生活に癒しや感動をお届けできることをスタッフ一同、大変幸せに思います。
今年も青山花茂本店をご利用いただき、誠にありがとうございました。
来年はさらに多くの方々に「本物の花体験」を届けられるよう、努力して参ります。
12月31日大晦日は青山店・いけばな事業部ともに15時まで、年始は1月4日の10時から営業します。
皆さまにとっても来年が良い年になるよう、心よりお祈りしています。
この記事を書いた人
青山花茂本店
東京・表参道にある宮内庁御用達の生花店です。花一輪一輪を大切にお作りしたアレンジメントや花束、名人達が丹精こめて育てた蘭鉢や花鉢など、最高品質のフラワーギフトを全国へお届けしています。1904年の創業時より培ってきた、花の知識やノウハウを綴っていきます。
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