吐く息は白く、寒さが身に染みる日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
青山花茂の店頭にはこの季節を代表する花々が並び、外の寒さとは裏腹に、早くも春を感じる雰囲気です。
青山花茂がお届けするサブスク「季節の花の定期便」では、10月〜12月にかけてマムやケイトウなど秋冬がシーズンの花々でお作りした花瓶活けを皆さまのもとにお届けしました。
今回のブログではお届け事例や、定期便の花が届いたらしていただきたいことなどをご紹介していきます。
目次
青山花茂の季節の定期便とは?
上品な花合わせを日常でも楽しんでいただきたいという思いから誕生した、季節の花を使った「花のサブスク」サービスです。上質な花のみを仕入れ、花の鮮度にこだわって発送しているため、花持ちも良く、お客さまからは高い評価をいただいています。
気軽に始めやすいベーシックプランと、ご希望のテイストをお聞きし特別な花合わせをお届けするプレミアムプランの2つのプランをご用意しています。
詳細は下記の特集ページをご覧ください。
プレミアムプランはご要望に合わせてカスタマイズ
プレミアムプランの場合、ご注文をいただいた後、スタッフよりお客さまへいくつかの質問をします。
質問内容はご自宅での花の置き場所やお好みのシルエットなど。ライフスタイルやご希望のテイストを理解し、お客さま専用のカルテを作成します。
青山花茂のフラワーデザイナーは、そのカルテに沿った最高品質の花を選び、丁寧にお作りします。
お届けした花々【2022年10月-12月】
10月〜12月にお客さまのもとにお届けした季節の花の定期便の事例をご紹介します。この時期の定期便は、秋らしく紅葉したリーフや深みのある花色合わせのデザインが特徴的です。
秋の季節感豊かな深みのあるピンクの花合わせ
濃いピンクのハイドランジアを中央に、落ち着いた花色のバラ、深みのあるピンクのトーンでお作りした定期便。単調になりすぎないようベージュのカーネーションを加え、ケイトウとワレモコウや紅葉ヒペリカムなどのリーフを添えて、秋らしい風情豊かな定期便です。
お客さまのお好みや置き場所に合わせて、高さのあるシルエットに仕立てています。
紫のリンドウと赤いトーンの花々を合わせたケース
秋を代表する花と言えば、リンドウですね。そのリンドウに、同系色のカラーやトルコキキョウを合わせた定期便です。ワレモコウ赤いセダム、ライトグリーンのブプレウルムなど、それぞれ個性豊かな花々やリーフを加えて、深まる秋の季節を思わせるデザインに仕上げました。
ダリアやケイトウに針葉樹や実ものを合わせた事例
オレンジがかったピンクのケイトウ、ピンクのダリア、アンティークな花色のバラに、針葉樹のブルーアイスやビバーナムティナスなどの枝ものや実ものをたっぷりと。
クリスマスシーズンへと移り変わる少し前にお届けした定期便のデザインです。
定期便の花が届いたらしていただだきたいこととは?長持ちさせるポイント
定期便の花が届いたら、まずどんなことをすればよいでしょう。今回は宅配便でベーシックプランの花が届いた場合を例にご説明します。
箱から出し保水処理している梱包材を取り除く
宅配便で届いたらなるべくすぐに箱から出し、花や葉を傷つけないようにラッピングを丁寧に外します。茎の先端の保水ゼリーは洗い流しておきましょう。
※自社配送の場合は、保水処理し包装紙やフィルムなどでラッピングした状態(ベーシックプラン)や専用ボックス(プレミアムプラン)でお届けします。
茎をカットする(水切り)
保水ゼリーに浸していますが、特に宅配便で届いた花は長旅で少し疲れています。新鮮な水を吸わせてあげるとより長持ちしますので、水あげ(茎の先端を切り戻すこと)を行います。
茎の先を水に浸した状態で、5ミリ程カット(水切り)します。茎は斜めに切り、水を吸い上げる面が多くなるようにします。
水を吸い上げる道管をつぶさずに切るために、切れ味の良いハサミを使いましょう。
花器や花瓶に活ける
きれいに洗って乾燥させた花瓶や花器に水を張り、届いた花を活けます。
この時、すべての茎が水に浸かっているよう水位にも気を付けます。葉が浸かってしまうと水が腐りやすくなるため、必ず取り去りましょう。
置き場所は、室温が高くなりすぎない・急激な温度の上昇や強い風の当たらない場所がおすすめです。
水替えを忘れずに
切り花を長持ちさせるために、毎日もしくは2日に一回の頻度で水替えをするとよいでしょう。水に浸かっている茎の先も、水替えの度に少しずつカットすると、花が長持ちします。
植物は蒸散の活動を常に行っていますので、水を吸い上げる必要があります。しかし、時間が経過して切り口に雑菌が繁殖することで、吸い上げが悪くなり、元気がなくなってしまいます。
このことから、水替えと茎のカットがとても大切なのです。
もっと詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。
水切りして茎が短くなってきたら…
水替えとこまめな水切りをして茎が短くなると、背の高い花瓶ではアンバランスになってきます。小さめの花瓶に2〜3本ずつ活け替え、テーブルや棚などお部屋のさまざまな場所に置いても素敵です。
1月-3月にお届け予定の季節の花
1月〜3月の定期便は、以下でご紹介する花材などを使用し、春の柔らかな季節感を感じられる花合わせでお届けする予定です。あくまで予定となりますので、使用する花材は変更となる場合があります。予めご了承ください。
ラナンキュラス
ふんわりとした花びらが優美な春の花、ラナンキュラスは、幾重にも重なる花弁と、色・サイズや咲き方のバラエティが豊富で近年人気が急上昇しています。シーズンの1月から3月の間、生花店では必ず見かける花と言っても過言ではないでしょう。
「あなたは魅力に満ちている」という花言葉の通り、ラナンキュラス自体もとても魅力に溢れていますね。
青山花茂で取り扱うラナンキュラスの大半が、長野県の生産者から優先的に仕入れている日本一の最高級品です。
チューリップ
春の花としてもっともポピュラーなチューリップは、可愛らしい花姿で若い女性にも変わらず人気があります。一重咲きの種類がよく知られていますが、八重咲きやフリンジ咲きなど近年ますます品種は豊富になっています。
スイートピー
フリルのような花びらが可憐で、淡いパステルトーンの花色も豊富なスイートピーは春を代表する花のひとつ。ほんのりと爽やかな香りも魅力的な、春のフラワーアレンジメントや花束のポピュラーな素材です。
スイートピーは1月から3月末までのお取扱いですが、サマースイートピー(宿根スイートピー・枝スイートピー)は5月中旬までご用意があります。
1年で最も花の種類が豊富な時期を定期便でぜひお楽しみください
上記でご紹介した以外にも、フリージアやリューココリネ、桜やミモザ、コデマリなど、春はたくさんの花々に出会える季節です。
淡く柔らかな花色、生き生きとしたビタミンカラー、同系色の濃淡が美しい花色…と、花色合わせのバリエーションはとても豊かで、お作りするフラワーデザイナーにとって楽しみでもあります。
青山花茂のこだわりがつまった季節の花の定期便。他の花のサブスクサービスとはひと味違う、切り花の質の高さと上品な花合わせをご自宅で体験してみてはいかがでしょうか。
ぜひ、皆さまも青山花茂の季節の花の定期便で「本物の花体験」をお楽しみください。
電話:03-3400-0871
FAX:03-3400-8711
この記事を書いた人
青山花茂本店
東京・表参道にある宮内庁御用達の生花店です。花一輪一輪を大切にお作りしたアレンジメントや花束、名人達が丹精こめて育てた蘭鉢や花鉢など、最高品質のフラワーギフトを全国へお届けしています。1904年の創業時より培ってきた、花の知識やノウハウを綴っていきます。
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