毎年6月の第3日曜日は父の日。カーネーションの花を贈ることが象徴的な母の日と比べ、お酒やお菓子など、さまざまな人気のお祝いの選択肢がある父の日には、花を贈る人は少数派かもしれません。とはいえ青山花茂では、毎年父の日のご用途で花をご注文いただくため、一定数はフラワーギフトの需要があることを実感しています。
今回は、そもそも父の日はどうやってできたのか、父の日に花を贈る場合はどんなものが良いのかなど、父の日と花贈りに関してご紹介します。
目次
2024年の父の日はいつ?
父の日は、毎年6月の第3日曜日と定められています。年によって日付が変わるので、今年の父の日はいつだっけ?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ゴールデンウィークに近い時期の母の日に比べると、祝日の無い6月の父の日は意識する機会が少ないかもしれません。
2024年の父の日は、6月16日の日曜日。
年に一度の父の日ですので、忘れずに祝い、お父さまに日頃の感謝の気持ちを伝えたいものですね。カレンダーにもしっかりメモしておきましょう。
父の日の由来と歴史
そもそも、父の日を祝う習慣はどのようにして生まれたのでしょうか。
父の日が誕生したのは、1910年のアメリカです。ワシントン州に住んでいたジョン・スマート・ドッド夫人が、男手ひとつで自分を育ててくれた父を讃えて、その誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけといわれています。「母の日のように父親にも感謝する日を作ってほしい」と牧師協会に嘆願したそうです。
それから7年後、1916年にウィルソン大統領が式典に参加したことで、多くの人々の間で父の日が認知されるようになりました。そして、約60年後の1972年には、アメリカで公式に国民の祝日となりました。
日本に伝わったのは1950年頃とされていますが、同時期に広がった母の日と比べるとあまり認知されなかったそうです。一般的な行事として普及したのは1980年代に入ってから。「日本ファーザーズ・デイ委員会(FDC)」が設立され、父の日に関する賞やコンクールなどを開催したこと、デパートが販売戦略の一つとして、父の日をイベント化したことなどが理由と言われています。
ひとりの女性の父親を思う気持ちが国や大統領を動かし、今では世界中に広がるイベントになっているなんて、とても素敵なことですよね。
父の日に花のギフトは求められているのか
感謝の気持ちを託して贈る父の日の贈り物は、お父さまが喜ぶギフトを選びたいですよね。何を贈ったらよいか悩む方も多いと思いますが、お父さまが実際にもらって嬉しいものとは何なのでしょうか。
父の日に花や植物のギフトは一定数求められている
子どもがいる男性へのアンケート調査によると、父の日にもらいたいプレゼントは感謝の言葉や食事が上位という結果でした。次いで、お酒などの嗜好品が人気なことは、父の日特有の結果かと思います。
子どもがいる男性に父の日にもらいたいプレゼントについて聞いたところ、「父への感謝の言葉(手紙やメッセージカードを含む)」が27.6%と最も高く、「食事(食事券含む)」(18.1%)、「酒・タバコなどの嗜好品」(13.4%)と続いた。
花束・花鉢・植木などの植物については、全体の2.2%とわずかですが、一定数のお父さまはプレゼントに花や植物を求めていることが分かります。
花や植物が好きなお父さまには、花のギフトが喜ばれそうですね。
花をもらい慣れていないお父さまにも花のギフトはおすすめ
近年は花好きの男性が増えていますが、忙しく働くお父さまは、なかなか花や植物に触れる機会が乏しい人が多いかもしれません。だからこそ父の日の贈り物にフラワーギフトを選び、そのような機会をプレゼントしてみるのも素敵ですね。
花や植物にはリラックス効果や集中力を高める効果があるため、いつも頑張るお父さまにもぴったりです。花をもらい慣れていなさそうなお父さまとっては、その体験が新鮮で、感動も大きいかもしれません。
参照:青山花茂のサブスク「季節の花の定期便」花がもたらすプラスの効果とお届け事例のご紹介【2022年7月-9月】
また、お父さまへ贈った花は、ご自宅でお母さまも一緒に楽しんでいただけるかもしれません。日頃から花に親しんでいるお母さまであれば、花の扱いに慣れているので安心ですね。
父の日のギフトにおすすめの花
母の日のギフトといえばカーネーションを贈るのが定番ですが、父の日にはどんな花を贈れば良いのでしょうか。父の日におすすめの花は、歴史や慣習、旬の観点からみるといくつかあります。
父の日を象徴するバラ
古くからの歴史を鑑みると、父の日を象徴する花はバラと言われています。父の日を提唱したドッド夫人が、父親の墓前に白いバラを供えたことが由来です。以来、アメリカでは父親が存命の場合は赤いバラを、亡くなっている場合は白いバラを贈る習慣ができたそうです。
バラの花は華やかな咲き姿と香りが魅力的な人気の花。青山花茂本店では、全国各地の優秀な生産者の方々からごく限られた生花店だけに入荷する、最高の等級・品質のバラを取り扱っています。年に一度の父の日にふさわしい花です。
ヒマワリをはじめとする黄色い花
日本では、黄色は父の日のイメージカラーとされています。これは「日本ファーザーズ・デイ委員会」が開催した「ベスト・ファーザー・イエローリボン賞」がきっかけだそうです。黄色には「うれしさ」「楽しさ」「暖かさ」「幸せ」「富貴」「希望」「向上」という明るい意味がいくつかあるので、父の日のギフトにもぴったりです。
父の日の時期に旬を迎える黄色い花といえば、ヒマワリ。明るく元気なイメージのヒマワリのフラワーギフトは、お父さまにも暖かい気持ちを届けてくれることでしょう。
参照:ヒマワリは太陽の方を向いて咲いていない?種類や歴史、長持ちする飾り方をご紹介します
父の日の時期が旬のユリ
初夏から夏が旬のユリは、花がお好きなお父さまに喜ばれることでしょう。その上品な香りも人気の理由のひとつです。
ユリを代表する品種といえば、カサブランカが有名です。大きな純白の花を、他のオリエンタルユリよりも少し横向き加減に咲かせる優美な姿や、強い芳香をもつことからも「ユリの女王」とも言われます。特別な父の日のギフトにおすすめです。
参照:ユリ(百合)の種類や特徴、歴史など。カサブランカとオリエンタルユリの違いとは?
父の日におすすめのフラワーギフト
青山花茂では、今年も父の日におすすめのフラワーギフトをご用意しました。前述したバラやヒマワリ、ユリなどの花を使った品物以外にも、贈り先のお父さまのライフスタイルや趣向に思いを巡らせて、イメージに合ったフラワーギフトを選ぶのがおすすめです。
黄色いヒマワリとカラーのアレンジメント
父の日のイメージカラーである黄色いヒマワリと淡いオレンジのトルコキキョウに、白いカラーとデンファレを均等にレイアウトしたスタンダードなデザイン。ポピュラーなヒマワリの鮮やかな黄色の花を、穏やかな花色合わせで上品に仕上げています。
父の日を晴れやかに祝う明るい色合いの花束
黄色いヒマワリ2種を主役に、黄色いカラーやオレンジのスプレーバラなどをたっぷりと贅沢に。ナチュラルなリーフのあしらいで清々しさを添えた、ロングスタイルのブーケです。
両手で抱えるほどのゴージャスな花束を、お父さま、ご主人へお贈りください。
トロピカルなアンスリウムの鉢
濃いピンクから白への繊細なグラデーションが美しい、爽やかなアンスリウムの鉢。初夏から夏にかけて次々と伸びる涼しげな白い花(苞葉)をお楽しみいただけます。切り花よりもカジュアルな印象の鉢物のギフトは、多くのお父さまにおすすめです。
父の日のフラワーギフトは宅配便で全国にお届けいたします
父の日は、お父さまへの感謝の気持ちを伝えるよい機会です。旬の花に「いつもありがとう」のお気持ちを込めて、プレゼントしてみてはいかがでしょうか。
青山花茂本店の父の日フラワーギフトは、宅配便で全国にお届けが可能です。遠方にお住まいの方にも、最高品質の花を使ってお作りする花束・アレンジメント、バイヤーが厳選した鉢植えなどをお贈りいただけます。
皆さまのご利用を心よりお待ちしています。
電話:03-3400-0871
FAX:03-3400-8711
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この記事の監修者
株式会社青山花茂本店 代表取締役社長
北野雅史
1983年生まれ。港区立青南小学校、慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。幼少期より「花屋の息子」として花への愛情と知識を育む。2006年〜2014年まで戦略コンサルティングファーム A.T. カーニーに在籍。2014年、青山花茂本店に入社し、2019年より現職 (青山花茂本店 五代目)。
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この記事を書いた人
青山花茂本店
東京・表参道にある宮内庁御用達の生花店です。花一輪一輪を大切にお作りしたアレンジメントや花束、名人達が丹精こめて育てた蘭鉢や花鉢など、最高品質のフラワーギフトを全国へお届けしています。1904年の創業時より培ってきた、花の知識やノウハウを綴っていきます。
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